2009年03月16日

REPORT 45 ひやかし

 とりあえず、池袋への引っ越しを済ませました。
 と、言ってもこれを書いている今現在も、ゴミと段ボールに囲まれている状況です。所沢の方の片付けもまるで終わっていない状況なので、今週一週間は引っ越しの残務整理に追われることと思われます。
 引っ越しの手伝いを申し出てくださいました皆様方、本当にありがとうございました。今回は田舎より父と母が手伝いに参りましたので、問題ありませんでした。
 改めて越してきてみると、本当に夢のような場所です。池袋駅まで本当に歩いて五分くらいで、ジュンク堂には四分くらいで、サンシャインにも五分くらいで、ハンズにも四分くらいの場所です。買い物に行こうと思えば500メートル圏内ですべて済んでしまいますし、食べるところもほぼ無限にあります。しかも、大家さん夫妻は本当にいい方達で、頑張って成功してね、と温かい言葉をいただき、本当にここに決めて良かったと改めて思ったのでした。
 昨日、所沢から池袋へ、荷物を運び、電化製品を買いに行き、引っ越しの主要部分を済ませました。そのおかげで昨日の夜、今日の午前と両親を結構ゆっくり過ごすことができました。東京のど真ん中で、田舎から出てきた両親とビールを飲み、デパートでご飯を食べ、枕を並べて寝るというのも、どうも奇妙で、むずがゆいようで、それがとても幸福に感じられました。まるで映画の『東京物語』の一場面のようで。
 今日、両親は帰ったのですが、その前に母がバックがほしいということだったので、西武に行ったのでした。母は素朴なひとですから、バーゲン売り場のバックで満足していました。素朴なひとですが、昔からいたずら心を持ったひとで、高級ブランド売り場を見ようと言うのです。たしか、西武池袋本店の7階。普通ならば僕は素通りする、静かで荘厳な雰囲気が漂うフロアです。
 母はまずずかずかとシャネルのブースに入っていき、様々見て回っていました。後に続く僕はいたたまれなく、息苦しくさえあり、無理だ、出ようとすぐにギブアップしました。
 が、母は平然とこんなことを言うのです。
 「成功するんだごった、、いづかはこういう所でも買い物するようになるべや」
 確かに、その通りです。会社を経営し、成功すると言うことは収入的にも安定することになります。そうなれば、このフロアを使う機会も出てくるのかもしれない。そう考えると、改めて成功とは恐ろしいものだと思ってしまうのでした。
 ちょうど、先ほどNHKで『天地人』をやっていたのですが、そこで面白いシーンがありました。上杉謙信が亡くなり、戦国最強の上杉家が分裂しているということを伝え聞いた信長は、「天はわしにすすめと言うのか」と、自分への追い風に戸惑う場面があります。成功を恐れる信長を、長澤まさみが「悪魔になってやるべきことをやりなさい」的なことを言って背中を押すのでした。
 そう、やるべきことをやるしかない。
 僕も頭を丸め、気合いを入れ直しました。僕と会う人は驚くでしょうけど(笑)。ま、そのうち慣れるでしょう。
 とにかく、この大都会のど真ん中で、僕は僕自身として最大であるために、今から頑張ろうとしています。自分として最大でありたい。それこそが、僕の昔からの夢でした。自分が何者であるのか、証すための舞台が整ったということです。
 やはり、それは僕を応援してくれる皆さんのおかげであると、本当に思っております。多くの人の助けや、励ましがあったからこそ、僕はスタートラインに立つことができた。心から、感謝しております。
 
 
 
 忙しくて、このブログも数日間、更新できませんでしたが、出勤実質最終日にわざわざ来ていただいたDさん、Sさん、Oくん、Tさん、Mさん、本当にありがとうございました。さまざま頂いてしまって恐縮です。また、Mさんにはお昼までごちろうになって。Kさん、N君もプレゼントありがとうございました。あと、KさんとKさんのお母様にまで頂いて本当にありがとうございます。A君、メールありがとうございました。あと、Aさんにおかれましては前日、当日と二度も足を運んで頂き申し訳ありませんでした。ゆっくり話すことができて、楽しかったです。いずれ約束通りご報告できる日がくればと思っております。皆様、ここで改めて御礼申し上げます。
 Wさんからのプレゼントは特に感動しました。わざわざ池袋のジュンク堂まで行ってくれたんですね。ああいう形で本をプレゼントされるのは、僕としてもないことだったので、本当にうれしかったです。しかも、僕が読んだことがなく、いつかは読もうと思っていた梶井基次郎さんの『檸檬』のことを覚えていてくれて、感激でした。ちょっとずつ読んでいますので、あとで感想を申し上げます。
 
 皆様、是非池袋のオフィス兼住居の方に遊びに来てください。
 
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2009年03月12日

REPORT 44 東京03

  北海道や東北の北部が、01代で、僕の故郷宮城などは02代、首都圏が04代。
 そして、東京でも中核部分が03となります。電話番号の話です。
 田舎から出てきた僕は、この「東京03」に憧れていました。この十二年間はその周辺番号である「04」でした。数字的に見れば、単に04から03に一つだけ若くなっただけのことですが、僕の意識は違います。新しくNTTより交付された番号を見ると、遂に日本の中枢部分へ攻め込めるのだと、やる気が増幅します。
 もうひとつ、憧れていたことは、山手線の円の中に進出する、ということでした。これも、小さいながらもまた住居と兼用ながらもとりあえずは叶えることができました。
 山手線の中に引っ越して、この「東京03」を手に入れることは案外簡単にできるかも知れません。難しいのは、これを長い時間死守することです。
 僕は成功の目安として、一年間資金をショートさせずに営業を続ける、という目標を掲げました。一見、消極的に見えるこの目標ですが、それだけ東京のど真ん中で一年間営業を成り立たせることは難しいことと言えます。また、最も困難な開業はじめの一年間を乗り切りさえすれば、経営は軌道に乗るとの目算が立っております。つまり、この一年間で全てが決まると言っても過言ではありません。これを乗り切るための準備を今までしてきたわけで、ここからが本当に真価が問われることとなります。
 

 

*P社I君へ
讀賣新聞のインターネット版、本よみうり堂のあるコーナーでP社さんの『利休にたずねよ』の書評を書かせていただきました。良かったら、見てみてください。

 

http://blogs.yomiuri.co.jp/book/2009/03/post-7559.html
 
 

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2009年03月09日

REPORT 43 定款

 
  第1条 当会社は、株式会社東京プライズエージェンシーと称する。
 
 会社の憲法ともいうべき、定款。会社法の定めに従いながら、第2条目的、第3条本店の所在地と、その1条1条に夢を託してゆきます。それが何か神聖な儀式のようで、書いている間中、敬虔な心持ちになりました。
 それは会社を設計してゆく作業であり、それは同時に夢を描いていく作業でもあります。
 第35条まで書き終え、最後にこう記します。
 
 以上株式会社東京プライズエージェンシーを設立するため、この定款を作成し、発起人が次に記名押印する。
 
 そして、日付を入れ、発起人である僕の名前を記入し、実印を押印して、定款が完成します。
 これが、予想外に感動的な作業だったのです。会社を作っているのだという実感が否応なくわいてくるのです。さあ、やるぞ!と志を新たに致しました。
  こうして、会社の骨格ができたので、後は公証役場で公証人の方に認証していただき、法務局で必要書類とともに登記すれば株式会社が誕生します。
 会社設立は行政書士の主要業務の一つです。この作業を仕事とできるのは幸せなんじゃないかと、今更ながら思ったのでした。僕が受注を受けて、代理人として定款を作成させてもらった会社が大きくなっていくのを見るのは、自分の会社が大きくなるのと同様、うれしいことに違いありません。ともに成長できればどんなにかいいだろうと思います。できれば、志の高い方のお手伝いができればと思っております。
 
 まだ行政書士の営業登録が済んでいない状況ですが、独立して店を持ちたいと言っていた知人がおりましたので、見込み客獲得のために、先日、時間を見つけて飲みに行きました。正直言ってしまえば、この酒が本当にまずかった。久々にまずい酒でした。
 彼は僕に対して、臆面もなくこう言ったのでした。
「会社を大きくしようなんて、考えてないんだよね。親の遺産だけでは飲み代にことを欠くから、独立して稼ごうかと思ってさ。べつに飲めればいいんだって」
 もし行政書士登録が済んで、彼が僕に会社設立、定款作成業務を正式に依頼してきたとしても、僕は断ろうと思っています。開業当初の苦しい時期こそ、妥協してはならないと僕は考えております。一度妥協すれば、あとは妥協の連続となり、理念が失われてしまう。
 世の中はそんなに甘くない。きれい事など通用しないのだ。
 そう忠告くださる方もいるでしょう。けれども、僕はこう思うのです。
 きれい事を高らかに唱えられなくなったとき、僕の会社は存在意義を失う、と。
 こんな時代だからこそ、青臭いきれい事を唱えよう。
 こんな時代だからこそ、正義を唱えよう。
 それが東京プライズエージェンシーの理念であるのです。
 きれい事で飯が食えることを、僕は証明して見せようと思っております。言うまでもなく、そのためには並大抵ではない努力が必要となります。苦難が待ち受けているだろうと思います。敵対する何者かも現れるだろうと思います。僕はそれらと戦う覚悟ができております。それらに打ち勝つ自信があります。
 皆様におかれましては、温かくも厳しい目で、これからも僕と東京プライズエージェンシーをお見守りください。
「ところでこの会社はどういう会社なのですか?」
 様々な方から同様の質問を受けました。それに対し、僕はこうお答え致します。
 東京プライズエージェンシーは人の助けになる会社であると。正義の会社であると。
 
 この会社は1円たりとも汚い金は稼がないと、ここに約束致します。
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2009年03月07日

REPORT 42 その人だけにしか見えない地平

 たとえばあなたの尊敬する誰かが数ヶ月前に、いずれこうなるよ、と何気なくあなたに漏らし、それがその言葉のままに実現したとします。
 驚いたあなたはきっとその人に向かってこう聞くはずです。
「どうしてこうなることがわかったんですか?」
 その人はひとつ天を見上げ、やがてあなたの顔をまっすぐに見つめなおし、少しの間逡巡して、ふっと鼻で笑ってあなたから目をそらします。そして、こう言うのです。
「勘だよ」
 勘ねぇ、とあなたはその時、釈然としないはず。それもそのはず、彼はその時、あなたを或る意味、見限っているのですから。
 彼はその時、こう考えていたのです。
 自分にしか見えていない地平がある、と。百万の言葉を尽くしたとしても、おそらくあなたには理解できないだろう、と。
 実は彼はなぜそうなると思ったのかを明確に理解しているのです。ただし、それがあまりに複雑な思考経路を取るので、説明するにはおびただしい時間と言葉が必要となる。そして、理解するためには大前提として彼と遜色のないレベルの知的レベルが必要である。その必要条件が満たされないと判断したとき、彼の口からは「勘」という実に便利な言葉が出ることになるのです。
 彼のことを一概に傲慢だと決めつけるのは早急です。なぜなら、それは単に個人的な知的能力だけの問題ではなく、どれだけその周辺分野について彼は考え続けていたかという、量、あるいは経験値の問題が絡んでくるからです。おそらく、この場合、彼はあなたが気の遠くなるくらいの時間を、それを考えることに費やしてきたのでしょう。あなたに「どうしてこうなることがわかったんですか?」と聞かれたとき、彼はあまりに自分がそれについて考えすぎ、誰もたどり着けない高みにまで上ってしまっていることに、初めて気がついたのです。そして、彼はそのとき、言いようのないさみしさを感じるはずなのです。そうか、これは自分だけにしか見えていない光景なのか、と。
 ところが、その思考回路を理解できる人が現れるということがある。
 『論語』の一説、友の遠方より来るあり、またたのしからずや、はまさにこのような境地のことなのではないでしょうか。高いレベルまでお互いを理解できるという喜びというものは、何ものにも換えられるものではない。
 この春よりN県に上級職として赴任するO君はまさに僕にとってそのような存在です。はるかに年下の彼ですが、高く、また涼やかなる志を抱く彼は僕の同志と言っていい。何度か大勢で酒を飲んだり、また何人かでご飯を食べに行ったりしたことはあったのですが、さしで飲むのは初めてのことでした。それが実に有意義で楽しかったのです。
 ここに書いてしまいますが、O君は国会議員を目指しております。あるいは国会議員になるという夢はプロ野球選手になるという夢よりも今の時代、現実感がないかもしれません。それだけ、今の国会は、そして政治は腐敗し、国民は政治をあきらめているのです。おそらく、そんな腐敗政治の時代がまだ続くことでしょう。そう、O君の世代が政治に台頭するまでは、です。
 彼はルックスもよく、プロフィール的に見ても現役の国会議員と遜色がありません。そして何より、今の国会議員が誰も持ちえていない、高貴なる志がある。自分や地盤、講演会、党ではなく、本当に国のことを考えられる政治家に、彼ならなってくれるだろうと僕は信じております。
 昨日はとんでもない原石を発見したものだと、改めてうれしくなりました。彼は吸収力に優れ、それを実践する行動力も持ち合わせています。今より10年後20年後を見据え、逆算して政治家として自分自身をカスタマイズできれば、将来、どのような人物ができるかと今から楽しみで仕方がありません。彼はそのころにはきっと、誰もが上りえない政治の高みにのぼりつめ、彼にしか見えない地平を見据えていることでしょう。その人にしか見えない地平がある、つまりそれこそがリーダーとしての最たる条件だと僕は思うのです。
 これは何も政治的なリーダーだけに言えることではありません。もちろん、会社の経営者にも、そして芸術を志す者にも、共通して言えることです。誰もやったことのない新たなビジネスを興そうとするとき、マーケティングも意味をなさない暗闇から光を見出していかなければなりません。また文学において誰もがやったことのない境地を切り開こうとするときもやはり同じことが言えるのだと思います。つまり、リーダーまたは先駆者になるためには、単なる勘ではなく、その人だけが到達しうる確信を持たなければならないのだということです。
 まだ成功もしていない僕がなぜこう言えるのかというと、やはり、僕も僕にしか見えない地平があると、確信しているからです。そして、そう確信するために、僕はあらゆる努力を怠らなかったという自信があります。おそらく、僕と深くかかわってきている人、僕の考え方を理解してくれている人になら、僕が単に勘やはったりでそう言ってるのではないということを理解していただけるものと思います。そういった友人が、僕の周りに多くいるという現状を、本当に幸せに思っています。
 昨日のO君との話の中で、僕の業務においても大変参考になる話があり、今朝、喫茶店でそれについていい案をまとめることができました。これぞ、人と会うことの醍醐味でしょう。この案はきっとO君もすぐに実践できると思ったので、すぐにO君に連絡し、また明日会う約束をしました。彼がどう反応するか、今から楽しみです。この案を実践して効果が出た時には、おそらく様々な営業にも応用できると思いますので、現在営業をされている方で、もし興味がある方は連絡をください。
 またちょうど同じく政治家を目指す、O君にとってはW大学の先輩にあたるP社のI君ともメールをやりとりしているときだったので、O君がこうして頑張っているということを伝えると、負けられませんね、とのこと。この清々しいライバル関係が、いつまでも続けばいいと思います。ライバルがいた方が、いい刺激になることは間違いありません。そして、ライバル以上に、彼らはいい同志になると思います。
 いや、本当に楽しい日々です。人生には面白いか、面白くないかの二択しかないと僕は思っているのですが、毎日が面白すぎます。さまざまな分野に頑張っている仲間がいるという幸せ。その幸せをかみしめながら、僕は頑張っていこうと思っております。
 
 
*多くの皆様、mixiでのマイミク登録、本当にありがとうございました。ここ一日二日で十五人以上の方に登録いただきました。まだまだ募集しておりますので、お気軽にお声掛けください。皆様が読んだ時に、元気とやる気が出るようなブログを書いていこうと思っておりますので、これからもどうかよろしくお願い致します。
 またお願いになってしまうのですが、mixiコミュニティー"SIGRE-HIKO"の方にもどんどん加入していただければ幸いです。そこに加入している人は頑張っている人なので、そこでもそれぞれ人の輪を広げてもらうことができれば、また面白いことになると思います。
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2009年03月05日

REPORT 41 "SIGRE-HIKO" mixi進出宣言!

 ついに"SIGRE-HIKO"がmixiに進出致します。
 とりあえず、これを御覧のみなさまにおかれましては、mixiにおいて僕を探して、マイミク登録してください。
友人をさがす、のところでニックネーム「発起人」で一発で検索できると思います。バラのマークが見つかれば、それが僕です。遠慮なく、マイミク申請してください。
 そして、僕のコミュニティー一覧から"SIGRE-HIKO"を探してください。で、そこにも登録していただければ幸いです。きっと、そこでメンバーと出会えることと思います。
 現実の"SIGRE-HIKO"はご存じのとおりシークレット・サークルですが、mixi上ではオープンな組織にし、非公開や要承認には致しません。そこで知り合った方の中で、相応しい方のみ、現実の"SIGRE-HIKO"に招待致します。
 また、mixiの僕の日記からも、このブログが読めるようになりました。マイミク登録していただければ、更新情報がアップされますので、ぜひ、ご利用ください。
 mixiの可能性は未知数ですが、そこでもいい出会いがあることを期待しています。
 
*mixi進出に関して、さまざまな協力をしてくれたA君。この場を借りて御礼申し上げます。これからも協力お願い致します。
 
 http://tokyoprizeagency.com/
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2009年03月04日

REPORT 40 運命

 たとえば、僕はおみくじは大吉の時しか信じませんし、占いもいい時しか信じません。それ以外は鼻で笑って頭から信じません。こんなの、当たるはずがない、と。たとえば、神のお告げをきける人がいて、その人が僕が成功するといえば信じるでしょうし、失敗するといえば、インチキだと相手にしない。
 運命ということについても、僕は同様の考え方をします。いい出会いは運命として信じます。
 ここのところの僕は運命としかいいようのない出会いを、し続けています。おそらく、これは僕だけが感じることではなく、相手の方も感じていることだと思います。真剣に夢を追っている人、あるいは真剣に夢を追おうとしている人と出会う日々が続いているわけです。何度も使っている表現ですが、いい風が吹いているとしか言いようがありません。まるで、多くの偉大な漫画家を輩出したトキワ荘のように、運命的に情熱的で才能に満ちた人が集まるということがあるのだと思います。または、こうした言い方ができるのではないでしょうか。成功する人は、いい風をかぎ分けることができると。
 昨日の飲み会のことを思うと、また興奮がぶりかえしてきそうです。なんとすばらしい席に呼んでいただいたことかと、S教授やY先生には本当に感謝しております。これは僕ばかりではなく、僕と一緒に参加させていただいた仲間たち、A君、Oさん、Mさんが同じく感じたことでした。
 S教授においては、改めて感嘆させられました。あの人物を洞察する能力というものは、一朝一夕でつくられるものではないでしょう。A君に関すること、Mさんに関することについて、S教授が一瞬にして言い当てたことに対して、彼らと接することが多い僕の中で氷解する部分が多くあったのです。あまりにプライベートなことなので事実は本人たちしか知りえませんが、あるいは本当にその通りなのかもしれないと僕は思いました。そして、恋愛について語られたことが、なぜかいたく心に響きました。自分の道を見定め、懸命に努力していれば、必ず向こうからやってくる、決して自分から求めるべきではない、と。これはワタミさんの本、『強く、生きる』にあった人脈術の考え方と相通じるものだと思います。つまり、登り坂、大八車を一生懸命にひいていれば、そのがんばりをみて後ろから押してくれる人が必ず現れるものだという考え方です。S教授の言葉に、これこそがやはり人との出会いの神髄か、と改めて思ったのでした。
 さらに昨日の席には、誰もが知っている大手出版社B社の元副社長A先生と、B社の文芸雑誌の編集の方Yさんがおられました。それはつまり、Oさんにもその場でいいましたが、小説家を目指していた時分、まさに雲の上の存在と思っていた方たちとじっくり話す機会が持てたと言うことなのです。いつものように蕩々と持論を展開しておりました僕ですが、実は半ば夢見心地だったことをここに告白致します。お二方とは一対一でじっくりと話させていただきました。
 A先生との話はあまりにディープで、機密的でここで書くのは先生の迷惑になるでしょうから、残念ながらここに書くことはできません。あまりに有名な数々の事件の渦中、ジャーナリストとしてそのただ中にA先生がいた、とだけ言っておきましょう。そして、もう亡くなられた作家の向田邦子さんのことや、編集者として必要な能力についてなど、ここに書ききれないほどに本当に多くのことを教えていただきました。さらに僕がかねてから疑問だったB社大衆文学の隆盛について、経営者的な立場から答えをお教えいただきました。つまり、10数年前、今から3代前の社長の時に、当時衰退していたB社文芸編集部は編集者の異動を文芸編集部内に制限することによって作家との関係を強化することを試み、それが今となって成果としてあらわれてきている、ということでした。

 それについては文芸雑誌編集者であるYさんから、さらに詳しい話をしていただきました。B社文芸編集部ではあえてマーケティングをせずに、その作家に合う作品を書いてもらっている、それだから作家が本領発揮できるのではないか、ということでした。それを聞いて、僕はまるで著名な料理人のようだと思いました。その日手に入った最高の食材を、もっとも適した調理法で調理し、お客様に提供する。これと同じことをB社文芸編集部はしているのかもしれません。名付けて、すきやばし次郎的編集部です。それだから、きっと読者がつくのです。また、Yさんとは今後の文学界についてあつく語り合いました。日本の文学界の中核にいる方に対し、実に挑戦的なことを言ってしまい、すみません。でも、これが僕であります(苦笑)。是非とも、小学校や中学校の教科書に出しても差し支えないほどの良作がかける作家を、Yさんには見いだしてもらいたいと願う次第であります。近年の芥川賞において、その条件に耐えられる作品は残念ながら皆無なのではないでしょうか。
 それとY先生とYさんにこの場を借りて申し上げたいことがございます。

 確かに昨日は酒の席でした。それに冗談交じりで言ったことでもありました。
 けれども、昨日僕がお二方にお願いしたことは、本気でございます。
 Y先生におかれましては、最低でも総長になっていただきます。
 そして、Yさんにおかれましては、最低でもB社の社長になっていただきます。
 僕とこうしてであったのも、何かの運命でしょう。我々の仲間とともに、お二方には至高を目指していただきたいと真剣に思っているのであります。
 時折、頑張ってますか、とメール致しますので、覚悟してください(笑)。
 もし、その時にやる気が失せている場合は遠慮なくお声がけくださいませ。僕がやる気を注入しに参ります。
 集まりの後、A君からうれしいメールをいただきました。みなさんと出会えたことで、背中を押され、飛べそうな気がする、いや、飛びます!との力強い、情熱的なメールでした。これからの飛躍が実に楽しみです。
 そして、何より、こうして皆さんに言っている僕自身が誰よりも頑張らねばならないと、改めて気合いを入れた次第でございます。
 
http://tokyoprizeagency.com/

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2009年03月03日

REPORT 39 知的興奮の日々

 改めて言わせて頂きますが、僕は知的興奮に勝る享楽はないと信じております。
 何かを真剣に考えているとき、何かをひらめいたとき、そしてそれについて誰かと真剣に語らうとき、脳に酸素や糖分を供給する血流の働きは最大となり、おびただしいほどの電流が発せられ、個々の細胞が活性化し、それが連動し合い、脳全体が光をまとうような状態になります。それ以上に気持ちのいい状態を、僕は知りません。
 昨夜もまさに僕の脳はそんな状態にありました。
 孤高の文士A君(こう称すると本人は戸惑うでしょうが(笑))と池袋で飲み、四時間半にわたってさしで語り合ったのでした。いや、よくもまあ、あれほどしゃべれたものです(笑)。それが、実に楽しかった。帰りは脳が実に爽快な状態にありました。かぎりなくストレス・フリーの状態です。
 四時間半、様々なことについて話しました。彼は本当に多くの分野に精通している男で話題が尽きることがありません。しかも極めて感受性が豊かであるゆえに、自分が愛する分野における情熱の傾け方が半端ではありません。とことん、知り尽くしてやろうという、強力な欲求を持っているのだと思います。とてつもなく生命力に満ち溢れているので、情熱を傾ける方向性さえ定まれば、大成することは間違いないだろうと、僕は確信しております。
 実は、大学の先生方にお誘いいただいている今日の集まりにおいても、A君と会いますので連チャンということになります。今日は新たに出版社B社の編集の方などもいらっしゃるということですので、本当に楽しみです。またきっと、脳が光を発するような状態になるのだと思います。
 いや、実に楽しい日々です。たしかにめまぐるしいほどに忙しいのですが、こういった出会いや語らいの場があるので疲れもまるで感じません。
 間違いなく、いい風が吹いているようです。
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2009年03月02日

REPORT 38 科学の徒

 全ての現象は方程式であらわすことができる。
 そのシンプルな概念に惹かれ、僕は中学生の時分、完全に科学の徒でした。
 科学雑誌のニュートンを読み、『ホーキング宇宙を語る』を読み、相対性理論の本を読み、自分で簡単な公式を編み出そうとまでしていました。光速の概念や宇宙の原理にとてつもなく惹かれていました。星を見て、今見ている光は数億年前に発せられ、今現在はその星は跡形もなくなっているのかも知れないと考えると、小説を読む以上にロマンを覚えました。僕が文学を知ったのは、高校になってからの話です。
 高校や大学に行ってからも、僕の中の科学の徒DNAはまだ死滅していませんでした。ダーウィンの進化論を読み、またリチャード・ドーキンス博士の『利己的な遺伝子』を枕もとにおいていました。またミトコンドリア・イヴ説にも興味を持ち、それで一本つたない小説を書き上げたこともありました。
 こうして、自分が科学の徒であることを思い出されてくれたのは、ある子と話す機会があったからです。(あまりここに書くと人物が特定され、相手に迷惑になるかもしれませんので詳しくは書きません)宇宙の神秘について、相対性理論について、アインシュタインの前に壁となって立ちふさがった量子力学について、ビックバンの際にどうしてもあらわれる虚数についてと、とにかく彼女と話すのが楽しかったのであります。
 彼女が希望する研究者の道を進めることを、僕はかげながら応援しようと思います。
 総じて考えてみると、文学であれ、科学であれ、法学であれ、政治学であれ、学習する際も、発表する際も知的興奮を伴うことになります。それを超える享楽を、ぼくは知らないのかも知れません。
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2009年03月01日

REPORT 37 公言

 夢の実現は、公言することから始まると僕は信じております。
 私は○○になりたい!
 そう周囲の人に公言することによって、夢に向かって努力せざるを得なくなります。
 特に今の僕の周りの様に、大きな夢を持つ仲間が多くいる環境においてはその効果は絶大です。公言し、着々と夢の実現に向けて歩んでいる仲間を見れば、きっと自分もやる気がおきるはずです。またもしその中の一人でも本当に夢を達成すれば、自分もできるに違いないと思えるはずです。とにかく、自分はこうなりたいのだと、公言することが第一歩なのです。人に言うことによって目標が初めて明確になるということもあるのです。
 実際、僕は夢を公言しております。数ヶ月先にはこうなっていて、数年後にはこうなっていたい、とはっきりと仲間たちに夢を語っています。そして、僕が実現させて見せるから、きっと君たちもできるはずだと、仲間のやる気を煽っています。こう言ったことによって、僕は自分をやらざるをえない状況にあえて追い込んでいます。追い込まれることによって、僕は現実に着々と夢に向かって進んでいます。自分が言ったことには責任を持たなければならないからです。
 昨日、かねてよりの仲間の一人、小説家志望のOさんが初めて自分の明確な目標を口にしました。それが、僕にはとてもうれしかった。おそらく、一緒にいた女優志望のMさんに触発されたところもあったのだろうと思います。そう公言することによって、漸く現実的な一歩を踏み出せたのだと僕は思います。祝福すべきことです。
 Mさんについては、心配いらないと僕は思っています。泣きながら、そして業界の不条理に戸惑いながら、彼女は奮闘しています。
 「君は本当にまっすぐだよね」
 と僕が言うと、彼女は迷うことなく自信に満ちたまなざしで「はい」と即答します。
 その潔さが実にかっこいいのです。是非、成功してもらいたい。
 彼女たちをサポートできるように、僕も精一杯頑張ろうと改めて思ったのでした。
 いや、本当に夢を語るのは楽しい。みんながうまくいけばいいと思っています。
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2009年02月26日

REPORT 36 共鳴

 前にも書きましたが、マトリックス勉強法において、竹中さんは小泉元総理を引き合いに出し、プラス思考の人の周りにはプラス思考の人が集まって、お互いのやる気が共鳴して増幅するというようなことを述べられておりました。
 今、僕の周りではまさにそのような現象が起きています。
 おととい、一緒にご飯を食べに行った美容師の子は世界に進出したいという野望を持って仕事をしています。
 「せっかく生まれて来たんだから、精一杯やりたいですよ」と、彼女は実に勇ましいことをいいます。
 美容室での仕事にも慣れてきて、先輩達の実力も見られるようになってきた彼女は、この場所に本当にいていいのか、と焦燥感を抱くようになりました。つまり、向上心があまり見られない、野心とも程遠い先輩達を見て、自分の行く末がこうなるのかと恐ろしくなったようです。今はまだ新米の彼女は、そのような先輩達にも技術的には及ばないでしょうけれども、必要なのはその気概です。絶対に成功してやるんだという思いこそが必要なのです。おそらく、彼女は成功するのだろうと僕は思います。負けず嫌いで、志にぶれがない彼女の姿はやはり美しいものです。
 次の朝、思うところがあったのか、出勤前の彼女からメールがありました。今は吸収できるものは全て吸収して、何年後かに店を変えようと思う、そして絶対に成功する、と。あっぱれな心意気。こちらも元気と勇気をもらいました。若い彼女ですが、僕の大切な親友です。
 彼女に、女優を目指しているMさんや、小説家を目指しているOさんを引き合わせて見たら、本当に面白いことになると思います。彼女たちは進む道こそ違えども、自分の信じた道をひらすらに突き進んでいるという点で、驚くほどに似通っています。きっと、それぞれがいい影響を受けて、更にやる気を出してくれることでしょう。
 おそらく、政治家を目指す、O君やI君、それに今や孤高の文士として文学の高みを目指しているA君などに彼女たちを引き合わせても、きっと面白いことになるでしょう。お互いに、何か得るところがあると思います。みんなのやる気が共鳴して増幅することと思います。
 ”SIGRE−HIKO”がそういった場になれればと思います。本ずきのためのシークレット・サークルという本来の趣旨より、範囲が広がっていますが、それもまたいいでしょう。文学・文芸に関してもしっかりとやりますので、ご期待ください。
 ともあれ、本当に面白いことになってきました。 
 
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2009年02月22日

REPORT 35 新聞掲載の反響

 昨日、僕が取材された記事が讀賣新聞の朝刊に掲載されました。と言っても、現職でのことであり、新しく始める事業や"SIGRE-HIKO"についてのことでありませんが。いつかは僕の会社が取材を受けられるようになれればと思っております。
 新聞を見て、メールや電話をくれた方々、本当にありがとうございました。昨日だけでなく、今日も温かいお言葉をいただき、感激いたしております。
 中でもこんな機会を頂きながら、半ば裏切るような形で辞めることになったのに、新しい事業についても力強い応援のお言葉をくださいました、今の会社の社長、また部長、本当にありがとうございます。社長におかれましてはわざわざお越しいただき、食事の誘いや今後の仕事についても助言いただき、本当になんと言って感謝していいのかわからないほどです。外からということになりますが、いつか、何らかの形で会社に恩返しができればと、真剣にそう思っている次第です。
 日々、皆様に励まされており、本当に涙が出るほど感謝いたしております。これを力と変えて、何とか事業を形にしようと思っていますので、これからも応援よろしくおねがいいたします。
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2009年02月20日

REPORT 34 あせらず、着実に

 めまぐるしく、活力に満ちた日々が続いています。
 遺言・相続の勉強を本格的にはじめ、同時進行で会社設立のための定款作りも行い、また行政書士の営業許可申請に向けての準備をはじめ、さらには簿記の勉強もはじめようとしています。
 遺言・相続の勉強に関しては、行政書士試験において、民法をみっちり勉強していたおかげで苦もなくすいすいと頭に入ってきます。これまでやってきたことの「おさらい」といった感じです。専門外である、税金についてもそんなに難しくないので一安心。メインとなる本を何度か繰り返し、また別の本と実務家講座をこなせば、4月までにはかなり学習が進むだろうと思います。
 定款については様々なサンプルを集めたので、後は会社法と照らし合わせて、東京プライズエージェンシーに合った設計をしていけば問題ないでしょう。細かい部分については直接公証役場に行って、公証人の方に教えてもらおうと思っているので、大丈夫。
 行政書士の登録に関しては、東京都行政書士会から申請書をダウンロードして一式そろえたので、時期を見て戸籍抄本などの必要書類をそろえていけばこちらも問題ないでしょう。
 簿記の勉強に関してはM出版社のMさん、デザイナーのNさんと一緒に春から勉強を始めることになっているので、楽しみです。もしかして、P出版社のI君も参加するかも知れません。また、興味のある方、参加してみませんか? 簿記3級はさほど難しくなく、しかもこれを勉強すれば経営のみならず経済がわかるようになるそうです。みんなでやれば楽しいことになると思います。
 まあ、忙しいですが、あせらずに着実にこなしていけば、万事問題ないでしょう。
 
 それと、以前にも書きましたが、讀賣新聞朝刊への掲載はいよいよ明日です。
 静岡県以東の地域に配られる600万部に載るそうです。この前の飲み会の席で、出版社の方からご要望がございましたが、それを全て入れる方法を考えつきました! おそらく、みなさんが満足させる結果になると思います。あそこに参加していただいた4社全てをベスト5の中にねじ込むことに成功したので、お楽しみに。ですが、やはり『悼む人』メインとなっていますので、その辺はあしからず。

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2009年02月18日

REPORT 33 タナトス

 野島伸司さんのドラマ『ラブ・シャッフル』で、僕は初めてタナトスという言葉を知りました。
 タナトスとはフロイトの用語で、自己破壊に向かう死の本能をさすそうです。つまり、死への渇望。この対義語がみなさんもよくご存じだと思います、エロスです。
 このドラマにはこのタナトスにとりつかれた美大生が出ています。彼女の描く絵を見て、カメラマンとして活躍しているオージローはこう言うのです。
「タナトス。それを制圧する者が真のアーティストだ。死を乗り越えて怪物になる」
 こんな絵を見せられては自分はもうまともな写真が撮れない、と彼は苦悩します。
 このシーンが実にかっこいい!
 僕はビデオで何度も何度もこのシーンを見ました。鳥肌ものです。
 タナトス。これは武士道とは死ぬことと見つけたり、の『葉隠れ』とも通底する概念なのではないでしょうか。死を真剣に見つめた者だけが見える光が、世の中にはあるのではないでしょうか。暗闇の中だからこそ、光を強く感じられる。暗闇を知るからこそ、光の尊さがわかる。つまり、本当の生を知るためには、死を知らなければならない。
 これは自殺願望があるかどうか、という話とは少し違うような気がします。生きるために、生を燦然とさせるために、死を見つめ、死を考えるということです。そして、「死を制圧した者」はおそらくきっと、アーティストに限らず、本物なのではないかと思います。
 なんとなしに、そんなことを思ったのでした。
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2009年02月16日

REPORT 32 GDPマイナス12.7%

 家に帰り、日経新聞の夕刊を開くと一面に大きくこの文字がありました。
 GDPマイナス12.7%
 そして、与謝野経財相の写真の横には「戦後最大の経済危機」の見出し。
 日本の経済界は、そして世界の経済界はまさに空前絶後の大嵐に見舞われているということです。
 タイタニック級の巨大な豪華客船までが容赦なく沈められる大荒れの海に、あえて漕ぎ出していこうとする船はないでしょう。
 つまり、チャンスなのです。この大荒れの海を乗り切るのに有利なのは、まちがいなく小回りがきく小さな船です。逆を言えば、今の時代、そう言った小さな船でなければ漕ぎ出したとしてもすぐに沈んでしまうことです。言うまでもなく、我が東京プライズエージェンシーは小さな船として漕ぎ出そうとしています。けれども、あふれんばかりの夢を満載にした船です。誰も漕ぎ出そうとしない嵐の海に挑むのは、たしかに勇気がいることです。しかし、この状況下で頑張れば、脚光を浴びる可能性が高くなるに違いありません。今、国民は不況だの、リストラだのという負のニュースに飽き飽きしています。できれば、元気の出る話をききたい。けれども、そんなニュースはない。そんな中で、大嵐の海を懸命に乗り切ろうとする、夢満載の小さな船があったとしたらどうなるでしょうか。みんな、応援したくなるのではないでしょうか。
 僕の好きな映画『フォレスト・ガンプ』にこんなシーンがあります。
 ベトナムの戦場から帰った主人公のガンプは、戦地で死んだ親友との約束を果たすために、エビ釣り漁船の船長になります。戦場で足を失ったダン小隊長とともに、嵐の海に挑みます。むろん、そんな状況下で漁に出る船はほかにありません。死ぬか生きるかの死闘の末、嵐を乗り切った二人に待っていたのは、大漁の毎日でした。漁に出なかったほかの船は逆に港で嵐の直撃を受けて多くが沈んでしまい、逆にガンプの船は沖に出ていたからこそ助かったのです。
 今日、日経新聞の夕刊を見て思い出したのが、このシーンでした。それで震えるような思いで、チャンスだと確信したのです。今こそ、全力でガンガンいくべき時なのです。
 夢を乗せて嵐の海に漕ぎ出そうとしている小さな船、東京プライズエージェンシー。
 嵐が通り過ぎた後、水平線の向こうには目的の大地が燦然と見えるのだろうと、僕は少しの疑いもなく信じています。
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2009年02月15日

REPORT 31 最悪を想定して最善を願う

 昨日読んだ、『起業家の本質』という本の中にこう書いてありました。起業とは恐怖との戦いである、と。 
 確かにそうなのだろうと思います。今の僕の状況で言えば、今の会社を辞めないでいれば贅沢はできないながらも食うに困るということはないでしょう。決まりきったことを、決まりきったようにこなしさえすれば、25日に最低限の給料は振り込まれる。仕事を自分でとってくる困難も、経理面やコンプライアンスを心配する必要もなく、責任も分散されているのでそれほど高くはありません。別に、生きていく上ではそれほど困らないのです。
 では、なぜ僕は起業するのでしょうか。
 自分がどれくらいできるのか、ためしてみたいからです。その上で人のためになるとすれば、これ以上のことはないと思います。
 僕は常に自分として最大でありたいと願い続け、生きてきました。今回の起業という行動はまさにそれを実証するためのことなのです。
 最近は、僕にとってはあたりまえとも言えるこの大前提を、ともすれば忘れてしまいがちになっていました。それだから、最低限これだけ受注できれば生きていけるというような、小さな、下向きの計算しかできなくなっていたのです。
 僕のことを心配してくれるからこそ、親しい人たちは今回の僕の行為を諌めようとします。そのとき、僕はこう言い訳するのです。月にこれだけ受注すれば最低限の生活はできるから心配いらない、と。それを何度か繰り返すうちに、その数値がいつしか僕の中での目標のようになってしまっていました。本末転倒とはこのことではないでしょうか。そして、そんな自分に気付いたときにふと先ほどのことを思ったのです。自分は何のために起業しようとしているのだろうかと。
 たしかに最悪を想定することは必要です。しかし、最悪の事態にこだわってしまっては何も始まりません。
 僕が好きなアメリカのドラマに『グレイス・アナトミー』という研修医の物語があります。そこで、研修医たちに外科部長がこう言うのです。
「最悪を想定して、最善を願え」と。
 必要なのは、まさにこの状態なのではないでしょうか。
 最悪の事態に対応するために、それが起きたときのことを念頭においておく必要はある。しかし、リーダーたるものはそれ以上に大きなビジョンを持つ必要があるのではないでしょうか。その意味で、誰よりも楽観的な側面も持ち合わせていなければならない。起業に関するあらゆる恐怖に打ち克ち、またはそれを独り胸のうちにしまい、壮大な夢を語る者こそが人がついてくるリーダーなのだと思います。夢は語ることによって、初めて現実化の第一歩を記すことになります。そして、夢を語ることによってパワーが生まれます。自分のみならず、周囲もそのパワーに感化され、パワーがパワーを呼んで旋風となります。そのパワーなくして起業は成り立ちません。消極的目標のみでこの不況の世の中を渡りきれるほど、世の中は甘くはない。積極的な力が無から有を生み出すのです。
 と、いうことで、僕は最初からフルスロットルで、ガンガンいくつもりです!無我夢中で突っ走り、気がつき振り返ってみたら、誰もが登ったことのない場所まできていたということになれば最高でしょう。そこへたどり着いたとしても、やはり恐怖というものは付きまとうのだろうと思います。けれども、きっと、その恐怖と向き合っていくことこそが起業家の宿命なのでしょう。
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2009年02月13日

REPORT 30 人生という名のレース

 たとえば、人生がレースだとすれば、最初に与えられる車種は決められています。
 ベンツやフェラーリといった、少しアクセルを吹かせば100キロはゆうに出るスポーツカーを与えられる人がいえれば、アルトやマーチといった小さな車を与えられる人もいます。
 これにおいて、人生とはまるでポーカーで最初に配られるカードのように不公平です。けれども、乗っている運転手の腕次第で、人生というレースはわからなくなります。だから、人生は面白い。この運転手の腕というのが、人間の意志ということになります。与えられた能力をいかにカスタマイズするか。それはつまり与えられた時間をいかに有効に使うかということと同じ意味です。人が遊びほうけている時間、懸命に努力すれば能力の差は簡単に縮まります。また、先天的な能力が劣っていたとしても、人とは生物でありますから、自動車などの機械とは違って、能力の伸びしろが極めて高いので、努力した分、自分という車は早くなります。アルトで生まれたけれども、改良を繰り返し、結果的にフェラーリに勝ってしまったということも往々にしてあるのです。また、レースにおいても直線でアクセルをいっぱいに踏み込んで、カーブ手前はぎりぎりまでブレーキを遅らせてと、攻めたレースを展開すれば、ゆるく走っているスポーツカーを追い抜くことも可能です。車を改良するのも、運転するのも、つまりは意志の力によるのです。意志の力によって、人生というレースを勝ち抜くことだってできるのです。
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2009年02月10日

REPORT 29 旋風

 夢を語るということが恥ずかしい時代に、我々は高らかに夢を唱えようと思います。こういう時代だからこそ、夢を語る。会を主宰する僕が大風呂敷的な夢を語ってしまえば、他の仲間たちも吊られて夢を語り出すようになります。夢を語ることは何も恥ずかしいことではない。夢を語ることこそが、夢を実現させるための第一歩です。まず、夢を語る。
 ある人は上場企業の社長になりたいと言い、ある人は小説家になりたいと言い、ある人は国会議員になりたいと言い、ある人は出版社で広告のあり方を変えていきたいと言い、ある人は女優になりたいと言い、ある人はそんな彼らのサポートをしたいと言う。これは全て適当な羅列ではなく、僕の周りの人たちが実際に言ったことです。なぜか、僕の周りには真剣に夢を追おうという人が集まってきています。もしかして、一人が「私には夢がある」とキング牧師的にいうことによって、小さな、けれども力強い風が巻き起こり、それが旋風となって周りまで巻き込んでしまうのかも知れません。それがさらなる風を呼び、もしかしたら、何かを変える巨大な力になり得るかもしれない。そう、僕は夢想しているのです。
 先週の土曜日の集まりも、気がつけば実に夢を真剣に追う人たちの集まりでした。その人たちが偶然に本が好きだったにすぎません。そして、昨日ご飯を一緒に食べた女性も、若いながらもストイックに夢を追っている人でした。彼女に関しては僕よりもはるかに年下ですが、その一貫してひたむきな姿が神々しく、敬意を抱くほどです。一言でいえば、かっこいい。彼女とその若い仲間が秋に劇団を立ち上げようとしているらしいのですが、もしかすると、彼女たちもわれわれの集まりに合流するかも知れません。きっと、夢を追う者同士、共鳴するところがあると思います。彼女たちにとっても、われわれの会に参加することは有意義でしょうし、逆にわれわれにとっても彼女たちのあふれるばかりのパワーに感化されるところがあると思います。お互いにいい刺激になると僕はすでに確信しています。
 ますます、楽しいことになってきました。
 東京プライズエージェンシー、および"SIGRE-HIKO"の構想は、もう僕だけの夢ではなくなっているのだと実感する今日この頃です。一人でも多くの人の力になれるように、まずは経営を安定させることを目指します。
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2009年02月06日

REPORT 28 本を語る

 明日の会は、また十人以上のにぎやかな集まりとなりそうです。
 参加する皆様、今度こそ、とことん本について話しましょう!今から楽しみで仕方がありません。初めて参加される方も、ご心配には及びません、この会は本の知識比べをする場ではありませんから、肩の力を抜いてご参加ください。集まるのは心から本が好きな人、あるいは今から真剣に本から何かを得ようとしている人ばかりですので、きっと何か共鳴するところがあることでしょう。
 場所は皆様にお知らせしているとおりでございます。時間は19:30より。直接、店にお越しください。不明の場合は遠慮なく連絡ください。
 では、明日お目にかかりましょう。
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2009年02月04日

REPORT 27 趣味、起業

 起業がこれほど面白いとは思いませんでした。時間を忘れて没頭してしまう感覚は、まるでロールプレイングゲームです。この面白さを一度知ってしまえば、もうテレビゲームをやらなくなるでしょう。はるかに現実の方が面白いのですから。
 今日は契約がならなかった要町のエイブルに行って担当者に奮戦してくれたことに感謝の言葉を述べて参りました。いやー残念です、と頭に手をやる担当者の姿はまさにCMそのまま。僕以上に僕の部屋のことを考えてくれている人の姿でした。この方がいたからこそ、要町の物件がだめだった後も、性懲りもせずに別のエイブル、目白店に向かったのです。きっと、エイブルになら本当に探している人の立場で考えてくれる人がいると信じて。そして、結局はTさんと出会い、要町の物件よりもさらによい条件の物件を探し出すことができ、また契約ということになったのでした。部屋探しもドラマです。いい人に出会わなければ、いい物件には出会えない。すべては人と人とのことなのだと改めて思いました。
 エイブルの次には、結構距離があったのですが、歩いて法務局まで行ってきました。オフィスが決まったのでいよいよ本格的に起業の準備です。まずは「株式会社東京プライズエージェンシー」という名前が登記可能かどうか調べなければなりません。商号調査と呼ばれるその作業は、2006年の会社法施行以前は割と重要な作業だったようですが、施行以後は同じ住所に同じ商号がなければほとんど大丈夫という風に条件が緩和されたそうです。僕の場合で言えば、とにかく登記を行う住所に「株式会社東京プライズエージェンシー」という名前の会社がなければいいのです。やはり、同じ住所どころか豊島区内にそんな長い名前の会社は他にありませんでした(笑)。ちなみにいつかは独立させて株式会社化しようと考えている「ストロベリー・ファーム」という名前もなかったので、これもやろうと思えばその名前で登記ができます。
 その後、部長との約束まで時間があり、しかも法務局の下がちょうど労働基準監督署だったので、退職に向けてどれだけ年休を使うことができるのか、相談にいくことにしました。一応、会社の名前を伏せて、契約書と就業規則を持って行き、僕の計算に間違いはないかを確かめてもらいました。結果は僕の計算通り、23日間まるまる年休がとれるということでした。僕の最終勤務日の計算もばっちり。ここでも行政書士の勉強が役に立ったということになります。なにせ、日々法律ばかりを読んでいましたから、労働法も正しく読めるようになっていたのです。ただ、気になったのは契約社員時代の契約が労働基準法よりも社員に不利な内容になっていて、その契約書に僕が印鑑を押していたことですが、相談員の方によれば、労働基準法よりも会社に有利な就業規則は無効ということで労働基準法、ここでは39条が適応されるということでした。これで、一安心。でも、部長はわかってくれるかな、と一抹の不安を抱えつつ、労働基準監督署を後にしたのでした。ちなみに、労働基準法よりも社員に有利な内容の就業規則は有効だということです。なぜなら、労働基準法というものは労働者の権利を守るというのが趣旨なのですから。
 さて、12:30からは部長との話し合いです。はじめのうちは、無謀だ、やめた方がいい、と部長はもちろん僕のことを考えて諫めてくれていたのでしたが、僕の決意が固いこと、そして一度言ったら後には退かないという僕の性格をよく知っている部長は、最後には納得してくれました。もともと仲がいいので、世間話や最近の話などをして、結局は一時間の会談の予定が、三時間になってしまっていました。何よりほっとしたのは、何もいわずに部長が法定通りの有給消化を認めてくれたことでした。うちの会社で、辞める時に法定通りにきっちり有給をとれたという話を聞いたことがなかったので、ここでも行政書士の資格が活きているのかな、と思わざるを得ませんでした。とにかく、よかった。
 よくなかったのは、時間です。今日は池袋から所沢に帰り、出来上がっている実印を受け取り、市役所で実印登録をして、印鑑証明と住民票を取るつもりだったので、もう大急ぎです。その時点で3:30。役所は5:00にしまりますからぎりぎりかな、と電車に飛び乗りました。そしてダイエーで実印を受け取り、駅に戻るのが面倒だったので、そのまま小走りで市役所に向かいました。時間は16:40近くになっていたと思います。実印登録申請をして待っている間に住民票の申請を済ませ、さらに印鑑証明をとり、何とか17:00前に全てを終わらせることができました。
 このように、日々着実に会社はできようとしています。一つ一つが初めてのことで、新鮮であり、それだからこそ勉強になります。起業活動をして、今まで何も知らなかったんだな、と改めて思い知りました。これからも毎日が勉強ということになるでしょう。けれども、これが楽しいので、まるで苦になりません。まさに、趣味、起業。今の僕にとって、起業は最大の娯楽なのかも知れません。
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2009年02月03日

REPORT 26 事務所兼住居決定!

 先日、要町で物件を見つけて予約を取り付けてきたのですが、残念ながら事務所としての利用ができないという回答がありましたので、契約ができませんでした。
 ですが、昨日の夜、インターネットで更にいい物件を見つけ、今日の仕事の前に目白の不動産屋さんに飛び、早速物件を見せてもらいました。少し、古い物件だったものの、リフォームも済んでおり、また値段も手ごろでした。そして何より僕が気に入ったのは、ジュンク堂から歩いて4、5分という立地でした!日本一の書店が最寄の書店になるというのは僕にとっては夢のような話です。ジュンク堂が近いということは、もちろん、光麺にも近いということで、光麺が近いということは駅にも近いということです。しかも、マンションの目の前には弁当屋さんのほっともっとがあり、セブンイレブンがあり、歩いて7、8分のところにサンシャインあり、5分のところに西友ありと、本当にいいのかな、と自分でも思ってしまうほどの利便の良さです。これはもう、俄然やる気が出るというもの。エイブル目白店のTさんに、僕は無理難題の交渉をお願いしたわけですが、これも頑張ってくれたようで、結局はこちらが契約時に6万円ほど得する計算になります。本当に助かりました。Tさんは、実は1月に入ったばかりで勉強の毎日です、と言っていたので大丈夫かな、と正直思わないでもなかったのですが、しっかり仕事をこなしてくれました。まあ、あとは穏便に本契約がすめばと思っております。
 さて、仕事場も定まったところで、次はいよいよ会社づくりに入ります。これも決められた順番どおりにことを進めれば、何も難しくはありません。もっとも、民法・商法・会社法をある程度勉強したからこそなのですが。もしこのブログをご覧の方で会社設立に興味がある方がおられましたら、ここに設立の過程を詳しく書いていきますので、是非参考にしてみてください。まずは商号調査、定款と着実に進めていくつもりです。
 今日はこれくらいにしておきます。明日はいよいよ、部長と退職に向けての話です。円満に退社できるように何とか頑張ってみます。
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