2009年04月10日

REPORT 54 フルスロットル

 キュイーン、と脳が鳴るくらい調子がいい日がございます。
 僕はそれを勝手に昔から「モード」と名付けております。
 こんな使い方をします。
「間違いない、今日、モードだな」
 また、誰かに遊びに誘われたとしてもこう答えます。
「無理。今日、モードだから」
 おそらく、プロのスポーツ選手が使う「ゾーン」という言葉と同じような意味です。
 何を言いたいのか。
 今日はまさにそのモードだったのでございます。
 
 改めて振り返ってみると、ぞっとするような労働量でした。
 朝はいつものようにガストで新聞読んで(六月末まで読売がただでもらえます)、ひとりで戦略会議をやって、まずは法務局に向かいました。法務局の商業登記のコーナーで、担当の方にたずねます。
「4月1日に登記申請して、今日が登記完了予定日なんですが、どうなってますでしょうか?」
 と、申しますのも、法務局から補正のための電話が一度もなかったからです。普通なら、補正のために何度か電話があるということでした。
「会社の名前を教えてもらえますか?」
 そう言われたので、ちょっと戸惑いながら答えます。なぜなら、登記の完了を知らないそのとき現在の時点では、まだ「会社ごっこ」的な感覚が抜けていなかったからです。
「株式会社東京プライズエージェンシー、です」
 担当の方は資料をぺらぺらとめくって調べてくれました。
 若干の緊張がございました。まるで、合格発表のような。
「あ、終わってますね。滞りなく登記は完了致しました」
 笑顔で担当の方が答えてくれますが、いまいち、信じられませんでした。
「ほんとですか?」
「ええ、ほんとです」
 と、担当の方がその資料をみせてくれます。
 確かに、こうありました。
「設立日4月1日 株式会社東京プライズエージェンシー 登記完了 No*****」
 よかったー。
 これで晴れてお上に営業を認めてもらえたのでした。これで、もう「設立準備委員会」ではないし、「会社ごっこ」でもない。株式会社の誕生であります!!
 いやー、よかった。
 現物出資など、普通とは違った手続きもあったのに、ゼロ補正でいけたのは、事前に指導してくださった法務局の方のおかげでございます。二度も見ていただいて、本当に助かりました。現物出資のおかげで、資本金についても格好がつきました。
 すぐに隣の部屋で、「現在事項全部証明書」という登記証明書をとってみると、確かにしっかりと証明書が交付されました。
「株式会社東京プライズエージェンシー 代表取締役 ****」
 これはもう、やる気が出るというもの。
 やるぞ!ということで、今日はフルスロットルでございました。
 その足で、豊島税務署に行って、会社設立のための届出書一式をもらい、説明を受け、三井住友銀行にいって、株式会社名義での口座開設を申請して参りました。
 実績のない会社を、三井住友銀行さんなどという大手が相手にしてくれるのだろうかという心配も以前はありましたが、今日の僕はフルスロットルですから、怖い者なしです。
「法人用の口座を作りたいのですが」
 と言うと、案内の方に一般窓口(1階)とは別の、法人窓口(2F)に連れて行かれ、若いお姉さんではなく、結構偉そうな方に取り次がれました。審査があるということでした。
 その担当の方は僕が出した「全部事項証明書」を見ながら言います。
「さまざま事業目的が書いてありますが、特にどういったことをなされるのですか?」
 また来ました。法務局の方々すらをも悩ませた、事業目的でありますから、銀行の方が疑問に思われるのももっともな話です。事業目的には「広告代理業」「インターネット関連事業」「映像編集」「タレントの育成、斡旋」「イベントの企画・運営・開催」などと並んでおります。
 あれ、まてよ、と僕は若干焦ります。
 これって、一歩間違えば、いかがわしい業種に思われるんじゃないか。
 その上、ネクタイをしているとはいえ、帽子をかぶり、ひげをはやし、最近会う人にはそろって「あやしい」と言われる僕の最近の風貌です。ひどいときには「麻薬の売人」なんて言われますが、たしかに、と自分でもそう思います。
 もし、僕が目の前にいる担当の方の立場だったら……。
 ぜったいに、審査を通しません(笑)。
 さらに申請用紙をよくみてみると、「マネーロンダリングを防ぐために、審査を強化しております」の文字。
 あ、無理だ、おれの見た目、この証明書、マネーロンダリングする人の見本みたいだ。
 万事休すだな、これは、信用金庫にしておくか。
 などと内心開き直りながら、とりあえず、説明だけはしておきます。
「それは、ですね、こういったことでして」
 話してみると、不思議と止まりません。今からやることについて、何度も何度も本当に多くの人に説明してきたので、いわば僕は僕の会社の事業を語るプロです。よくもまあそう蕩々と話せるものだと、自分でも客観的に引くくらいに熱く語ります。で、最近作成したパンフレットの表紙をもっていることを思い出し、それを取り出して説明に拍車をかけます。パンフレットを出すと、担当の方の目の色がかわります。
 どうやら、その紙の下の方が気になる様子。そこにはこう書いてあります。
「協力 東京行政書士会所属****行政書士事務所」
 まだ、行政書士事務所としての営業許可がでるのはまだ一ヶ月先なので、開業予定です、このパンフレットは試作品です、とそこは正直に答えます。
「結構です。これ、コピーしてもいいですか」
 と、急に風向きが変わったのであります。やはり、国家資格。威力あるな、と改めて感心致しました。
 それとデザイン力だな、と思いました。そのパンフの試作品、結構いい感じで仕上がっているのです。一流の企業にも、下手したら劣らないくらいに。
 世の中、結局は肩書きと見た目なのでございます。
 審査結果は来週の半ばということでしたので、今日はそれで三井住友銀行さんを後にして、今度は会社設立の申請書をもらうために都税事務所という所に参りました。ホームページからもダウンロードできるのですが、ここにある申請書は複写式になっていて、ダウンロード版を使うよりもはるかに便利なのです。ま、近いですし。そして、西武のCASAで、パンフレットの中身について、二時間ほどノートに書き込み、その足でジュンク堂にいって、参考にしようとさまざまなパンフレットをごっそりもらってきました。あそこの一階には資格予備校やカルチャースクールのパンフレットがたくさんあるのです。そして、社会保険事務所に行き、これまた会社設立のための申請書一式をいただき、ヤマダ電機にいって必要ソフトについて店員さんに相談し、でも今日は買わず、ようやくオフィス兼住居に帰ってきました。気付けば、昼飯を食うのを忘れておりました。その時、もう夕方の五時半でした。目の前のセブンイレブンで、そばを買ってきてすすり、遅いが二十分ほど昼寝して、実家に電話して、今度はまたノートを片手に、パンフレットのデザインを決めに、喫茶店ヴェローチェに向かいました。そこで、うんうんうなりながら案をまとめると、気付けば十時を過ぎておりました。
 さすが、「モード」。疲れ知らずでございます。むしろ、楽しい。
 これから、明日都税事務所に提出する書類をまとめてから、寝ます。
 明日は六時半起床で、パソコンを使って、本格的にパンフレットとポスターのデザイン開始です。
 明日もまたフルスロットルでいくぞ、と心に誓いつつ、やばい、寝なきゃな、と思っている次第でございます。
posted by 発起人 at 00:56| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/28372864

この記事へのトラックバック

行政書士 試験 にわずか147日で合格したラクラク勉強法!
Excerpt: 行政書士 試験 に一発合格の二人が強力なタッグを組んだ!〜 行政書士 試験 に一発で合格する方法を伝授します 〜緊急公開・すでに2500人以上の受験生が実践しているノウハウを今なら無料ダウンロード 。..
Weblog: 行政書士試験ラクラク勉強法☆口コミ・評価.jp
Tracked: 2009-05-07 13:46