2008年12月17日

REPORT 12 答えは歴史の中にある

 今日は久々に映画を観てきました。
 三国志をモチーフにした『レッド・クリフ』です。
 元々歴史が異常なほどに好きだった僕なのですが、最近はそういった映画も小説も見ることがなくなっていました。今日の映画で、自分が何者であるかを思い出しました。
 戦闘シーンは格別で血沸き肉踊る思いをしました。それ以上によかったのが人間ドラマです。三国志の主人公として常に描かれる劉備と関羽、張飛などの主君関係はもとより、敵として描かれる曹操の徹底ぶりも、僕としては信長や政宗を見ているようで痛快で、さらには今まであまり興味のなかった呉の孫権についても、偉大な父と兄の影に悩む姿が印象的でした。それぞれ、まるでタイプの違う指導者ですが、それぞれ魅力的です。今の時代のリーダーにも相通じる特質があるに違いありません。

 歴史はある環境におかれた、ある種の人間が精一杯生きた結果がまざまざと描かれているもので、残念ながら人間性というものは科学的な進歩に比べて明らかに進化の速度がおそく、それゆえに我々は十分に1800年も昔の歴史上の人物の生き方を自分の生き方とオーバーラップさせてみることができます。

 特に人間性を浮き彫りにさせるのが戦争です。
 戦争とは極限状態の命のやりとりで、無論、双方はぎりぎりいっぱいの真剣勝負を繰り広げます。その中で常に冷静に状況を分析し、一見、人を小馬鹿にしたような戦術を用いる諸葛亮はやはりかっこいい。ああいうふうに颯爽と知性を用いることができたらどんなにいいかと思います。その彼を三顧の礼で迎えた劉備という人の人柄は、あるいは僕が目指すところなのかも知れません。理想を貫こうとし、その理想のために敗北を余儀なくされることもなる。彼のもとに集った将星たちは、この劉備の仁徳に惹かれて命をかけているのであり、彼に文句をいうことなく、その理不尽ともいえる理想を遂行使用する姿がまた潔くて美しい。
 さらに孫権軍の最高司令官、周ユとその妻小喬との恋愛模様も戦乱の世の中だからこそ余計に尊くうつりました。
 不況といえども今は平穏な世の中です。しかし、年間3万人以上の自殺者が出ているということは、実は我々は見えない戦場の中にいるのかもしれません。そして、ほとんどの人が自分が戦場で戦っていることにすら気付かずに日々を過ごしている。何かを為そうとしている人、または、すでに何かを成し遂げている人は、きっと自分を取り巻く環境を戦場として正しく認識し、極限まで自分を高めることができるのでしょう。だから、誰も彼らには勝てない。人知れず命のやり取りを覚悟した時、人は極限までの力を発揮することができるようになる。平穏の中に戦場を見ることができる人こそが、リーダーとなるべきなのでしょう。
 少なくとも、僕はそうありたいと思っています。

posted by 発起人 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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