2009年07月29日

REPORT 96 39番出口

 国境のトンネルを抜けると、そこは雪国だった(『雪国』)的な、
 地下鉄の地上出口を抜けるとそこは昭和初期の世界だった(『メトロに乗って』)的な
 不思議な地下通路が池袋には存在します。
 
 西武百貨店の地下食品売り場を突っ切る通路から更に地下に入ると、無駄に広い、そして古い通路に出ます。広いのに、ほんと何もない通路です。途中、モグラ的に営業している店が一件だけあって、そこは靴を修理したり、合い鍵を作ったりしています。その店があるのは、地上で言えばキンカ堂の真下で、その不思議な通路は更に東へとのびています。雨の日なんかは、南池袋公園在住のホームレスの方などがここに避難して参ります。まるでアニメ『ほたるの墓』のラストのような、栄養失調的な無気力に見える人々が静かに横になっていたりします。
 その地下通路の終着にあるのが39番出口。
 急でへんてこな階段を上っていくと、昭和のチンピラ映画のセット?的なゲームセンター(インベーダーゲームとかがありそう)が中地下一階にあり、更に上っていくと地上に出ます。
 
 あ、タイムスリップするわけじゃないんだ。
 と、若干がっかりし、
 
 あ、こんなところに出るんだ。
  と、若干おどろくはずです。
 
 そこはもう南池袋のエリア。サンマルクや豪華版ファミリーマートなどがある交差点の一角に出ます。まさに、ワープしたような気分。
 僕の住居兼オフィスは、そこから歩いて5分くらいとところにあります。
 それだから、いつもこの39番出口を使っているのですが、使うたびにやはり不思議な気分になるのです。
 きっと、僕んちに遊びに来られる方の多くはこの出口を使っておられると思います。一度覚えてしまったらやみつきになる地下道です。
 
 
 今日は、短く、そんなとりとめのないお話でございました。
posted by 発起人 at 12:31| Comment(45) | TrackBack(0) | 日記