2009年04月19日

REPORT 58 超商人宣言

 古くは中国大陸、殷の時代より「商」という概念があったそうです。
 その時代にあった「商」という国が始めたので「商」、あるいは「商人」という言葉ができたらしい。貨幣経済がこれよりはじまったと考えていいでしょう。それまでは狩猟か、採取か、物々交換でことが済んでいたのです。
 たしかに、「言葉」というもの、そして「火」というものが、人間の進化を語る上で欠かせない事柄でしょうが、人間の文化を爆発的に発展させたのは、貨幣経済、すなわち「商」の概念に他なりません。
 もしかして、「商」と聞いて、あまりいいイメージを抱かない日本人が多くいるかも知れません。それはおそらく歴史教育の中で、江戸時代の「士農工商」という身分制度のことを小学生より教えられてきたからでしょう。けれども、戦後の日本を牽引してきたのは、間違いなく「商人」です。本田宗一郎も井深大も、松下幸之助も、「商人」なのです。
 会社法の5条にもこうあります。
 
(商行為)
第5条 会社がその事業としてする行為及びその事業のためにする行為は、商行為とする。
 
 また商法にはこうあります。
 
(定義)
第4条1項 この法律において「商人」とは、自己の名をもって商行為をすることを業とする者をいう。
 
 そして、会社はいつから「商人」となるのかという問題に対して、会社法はこう明確に答えます。
 
(株式会社の成立)
第49条 株式会社は、その本店の所在地において設立の登記をすることによって成立する。
 
 つまり、トヨタであれソニーであれホンダであれパナソニックであれ、その他多くの大会社であっても、株式会社であるから、その法人は「商人」であり、代表取締役(社長)とは、その意味でれっきとした「商人」のボスということになります。これが僕が戦後の日本は商人が作ってきたといった所以です。
 なぜ、僕が今このことにこだわり、ここに書いているのか。
 それは僕がどうも「商人」という立場を受け入れ切れていないからです。
 金を稼ぐことは汚いことだ、商人とは卑しい身分のものだ、金より大切なことがある、そういった考え方が頭から離れません。無論、それは青臭い書生論であり、卑屈な偏見です。けれども、この考えが、僕の動きにブレーキをかけてしまっている。
 なぜだろうか、と考えました。なぜこの期に及んで、こんな考え方が浮かんでくるのかと。
 ふと、思い当たることがありました。これ、なんのことはありません。「いいわけ」なんです。
 僕は株式会社東京プライズエージェンシーという小さな船を造りました。そして、目の前には嵐で大荒れとなった大海原が広がっています。まさにこの海に漕ぎ出そうとしている今、僕はおそらく躊躇しているのだと思います。それだから、そんな「いいわけ」が頭を過ぎるのです。
 そもそも僕は「商人」になりたくはないために、自由な「芸術」を志したのではないか、とか。精神的には武士の系譜を受け継いでいるのだとか。夢を追う人々を助けるには自ら「サムライ」にならなければならないとか。
 じつに最もらしい「いいわけ」です。ですが、明らかに時代錯誤の考え方であり、思考硬直が起きているとしか言いようがない。
 現代日本では「商人」の中にこそ、本物の「サムライ」がいるのです。先ほど上げた方々もそうです。そして、何かのために金を稼ぐと言うことは、何も悪いことではない。人に必要とされ、その対価として金を得ることは少しも卑しいことではない。正しい手段で、正しい商行為をし、人に必要とされるとなれば、それはまさしく正義です。
 そんな単純なことを、大海原を前にした僕は、しばし見失っていたようです。
 大いに稼いでいい。ただし、汚い金は1円たりとも稼がない。
 この信念さえ忘れなければ、きっと会社が大きくなっても揺るがないでしょう。
 さて、僕は大いに稼いでやろうと思っています。何も恐れることなく、とことんまでやってやろうと思っております。
「あいつは根っからの商人だな」
 と周囲が舌を巻くほどに、徹底的に稼いでやろうと思っています。
 さもなくば、理想は単に絵に描いた餅になってしまう。
 安定した財務基盤あってこその理想です。僕は多くの人の夢を支えると決めました。そのためには支える僕自身が大きくなければなりません。
 考えてみれば自明のことですね。
 と、いうことで、ここで「超商人宣言」でございます。
 僕は商人としてとことんやってやります。
 こう書いてしまうと、これを読んでいる皆さんの中で、もしかして内心冷や汗をかいている方もおられるかも知れません(笑)。
 その予感はきっと正解です。これから、様々、面倒なお願いにあがることになると思います。その際、皆さんは「しっかし、おまえには参ったな」と苦笑し、辟易するかも知れません。
 しかし、僕はそのとき平然と笑ってこう言うことでしょう。
「ええ、商人ですからね」と。
 
 インターネット設備の構築と平行して。本格的な営業を間もなく始めるつもりです。
 その中で、皆さんのお世話になることも多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 僕は間違ったことは絶対にやりません。人をだますこともありません。誠心誠意、本当に自分がいいと思うサービスを提供いたします。
 そう皆様にお約束いたします。
posted by 発起人 at 23:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記