2009年03月20日

REPORT 47 ブランディング

 今回は現実に基づいたフィクションです。話を聞いた本人に迷惑がかかるでしょうから、そう言った形式に致します。彼女の話を元に、デフォルメして書きます。
 中学時代からの友人である彼女は、地元の大学を出て、誰もが知っている一流企業に総合職として入社しました。大学を卒業してすぐのことですから、もう十年近くも前になります。その間彼女は戦場ともいうべきビジネス世界のただ中にあって、奮闘し続け、身も心もボロボロになっていたのでした。正月に地元であったときなどは、まるでベトナム戦争からの帰還兵のようで、正直これからどうなるのか心配になるような有様でした。責任感が強く、誰からも好かれる彼女。翻って考えてみると、それはつまり、誰にでも気を遣っていたということでした。
 その一流企業にあっても、彼女の責任感は十分に発揮されました。
 彼女は十年近く、着実に困難な仕事をこなしていくことによって少しずつ信頼を積み上げました。そして、少しずつ周囲が彼女を必要とし始めました。彼女なら確実に仕事をこなしてくれる。彼女なら責任を持って取り組んでくれる。次第に何か困難な案件があると、彼らの頭に浮かぶのが彼女の名前です。
「Tさんはいますか?」「ミスTと話したいのですが?」
 部署を越え、それどころか国境を越えてまで、彼女が指名されます。つまり、彼女は懸命、着実に仕事をこなしていくことで、知らない間に彼女自信のブランディングを完成させていたのでした。
 今回の話は個人のこととなりましたが、まさに企業のブランディングとはこのように勝ち得ていくものだと僕は思っています。着実に、少しずつ信用を得ていく。確かにブランディングのツールとしてロゴマークやホームページのデザインなどといった技術的な面が必要となることは否めませんが、それはやはり「掴み」でしかない。長期的にみればブランディングの正否は、信用の地道な蓄積しかないのだと思います。
 さて、彼女は疲れ果ててその一流企業を退職したのですが、休養期間を経て、今は元気になりました。先日、電話で元気な声を聞いて僕も安心したのでした。就業時間後や休日を楽しく過ごせるような、そんな余裕のある仕事を見つけられればいいと、僕も応援しております。僕が小説家を目指していたときは、情けない話ですが、いつもおごってもらっていたので、今度は僕が貢献できればと考えています。

(すみません、フィクションを書くと言いながら、ほとんどノンフィクションになってしまいました(苦笑))
 
 
 ようやく、所沢の方の片付けが終わりました。きっと、今日いっぱいで池袋の方もきれいに片付くことでしょう。お待たせしましたが、やっと皆さんを招待できそうです。と、言っても来週の25日以降は一週間ほど田舎に帰りますので、その前にお越しいただければと思っております。
 
 次回は会社設立、池袋の法務局でのことを書きます。

posted by 発起人 at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記