2009年03月17日

REPORT 46 コロンブスの卵

 『天然ブスと人工美人 どちらを選びますか?』
 そんな題名の新書がありました。最近はやっている、題名で読者の心をサスペンドしてしまう、『さおだけや』形式の本です。
 僕は内容はどうでもよかったのですが、やはり題名が気になりました。
 天然ブスと人工美人とではどちらを選ぶだろうか。
 答えは決まっています。
 天然美人です。
 同様に、性格のいい不美人と性格の悪い美人とではどちらを選ぶか、という問いにはこう答えます。
 性格のいい美人、と。
 一見卑怯な、「コロンブスの卵」的答えですが、こう言った考え方こそが、今の時代必要とされているのではないかと僕は思うのです。
 与えられた選択肢の中から、正しい答えを見つけ出す能力よりも、新たな選択肢を自分で作り出す能力が求められているのではないでしょうか。それはつまり、道なき所に道を切り開く能力であり、それこそがまさにリーダーに求められる資質なのでしょう。
 常識を疑ってみる癖を持ち、自分の感性を信じ、まっさらな見地から物事をみることができれば、おそらくそれができるのだと思います。無論、それは簡単なことではありません。
 常識とは、事実の連なりという意味で圧倒的な力を持っています。もうすでに結果が出ていることの集積が常識であると言っていい。これに対し、新たに地平を切り開くというのは、全くの逆で未知なることです。これを信じることは孤独であり、尋常ならざる強靱な精神力を要します。端から見れば、変わり者と思われたとしても、当の本人にしてみれば至極当たり前のことだということがあるのだと思います。ただし、善良なる人も含め、世の中のほとんどの人が常識人であるために、自分の狙いは本当は間違っているのではないかと疑心暗鬼に陥ることがあります。地平を切り開くとはまさにこの疑心暗鬼との戦いでもあるのだと思います。これに打ち勝ち、自分の信じる方角に向かって遮二無二に突き進むことによって、初めて新たなる道が切り開かれるのです。
 常識との戦い。
 それがリーダーに課せられた宿命なのかも知れません。
 
posted by 発起人 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記